定期特約付終身保険・更新型は減額更新で理想的変化
人気の『更新型』生命保険に入ってはいけない」?
「人気の『更新型』生命保険に入ってはいけない」
あなたの人生設計が狂います
保険のプロが警鐘を鳴らしてますが、本当でしょうか?
私は年齢とともに
ライフサイクルに合わせて
保障額を下げるようにすすめます。
保障額を下げる=減額更新こそが
定期特約付終身保険を理想的なプランに
変化させる唯一の方法です。
以下の記事を読んでいただけば、
「ああ、そうなんだ!」
と、ご理解いただけます。
生命保険で損をしたくないなら
「週刊現代」 8/22・29号・・に、
生命保険に関する興味深い記事がありました。
『生命保険で損をしたくないならこの1冊』
の著者が書いているのですが、
一方的な考察で現実的ではないと思います。
では、内容を簡略にまとめました。
本当に更新型は入ってはいけない保険でしょうか?
筆者は続けて言います。
「人気の『更新型』生命保険に入ってはいけない」
あなたの人生設計が狂います
1,400万円近くをドブに
定年退職後、あなたが亡くなったら遺族がいくら
手にするのかを計算したことがあるだろうか。
20年以上支払ってきた生命保険にもかかわらず、
保障額がわずか100万円だったとしたらーーー。
〇〇生命の『△△人生』
死亡保障額:5,000万円、入院:1万円/日。
Gさんが35才で加入、保険料は29,034円。
10年後契約更新で、保険料は53,695円に。
さらに10年後契約更新で、保険料は85,135円に。
60才までの支払いをすべて終えると・・
支払い保険料の総額は1,491万円。
定年退職後の終身保険の保障額は・・なんと、
わずか100万円程度。
定年後も今までと同じように保障が続くと
勘ちがいしていたGさんの思いは、
まったく裏切られる。
定年までの人生を健康に過ごせば・・
1,400万円近い大金をドブに捨てたも同然。
ボロボロにこき下ろされていますが、
大手生命保険会社が何の検証もなく
そんなにひどい保険を売っているのでしょうか?
この保険を検証する前に
筆者が理想とする保険を推奨しているので見てみましょう。
『積立利率変動型終身保険』がお勧めの保険?
筆者が自信を持ってお勧めする保険は・・
『積立利率変動型終身保険』 ・・です。
・保険料が一定。
・生涯を保障する終身保険。
・運用益分だけ保険金が増える。
・運用が不調でも最低保証がある。
たとえば・・〇〇生命、
一生涯の死亡保障:1,000万円の場合、
35~60才の払込みなら・・
保険料月額は23,060円。(途中増額は無い)
払込み総額は691.8万円。
〇〇生命の試算では・・60才の時点で解約しても、
最低702万円の解約返戻金が得られる。
60才未満で解約しなければ、支払額以上が戻る。
あなたの生命保険はだいじょうぶか?
保険証書を引っ張り出して点検してほしい。
ここで1番に検証してほしいポイントは、
保障額は5、000万円か、それとも1,000万円か
どちらが本当に必要保障額なのかという点です。
小さいお子様がいて1,000万円の保障では
父親に万一があったら遺族年金だけです。
会社の退職金がたくさんもらえればいいのですが、
勤続年数が短い人はそんなに望めません。
だから、5,000万円の保障が必要なのです。
死亡保障は5,000万円?1,000万円?どっちが欲しい?
死亡保障額:5,000万円は
どうしても必要保障額なのです。
1,000万円では足りません。
では、5,000万円で比較しましょう。
更新タイプの保障を選択すれば
Gさんが35才で加入、保険料は29,034円。
終身保険は35~60才の払込みなら・・
保険料月額は23,060円。
ただし、1,000万円の保障だから
5,000万円に加入すれば
23,060×5=115,300円
同じ5,000万円の保障であっても
更新型:29,034円
終身保険:115,300円
毎月115,300円という金額は
60才未満で解約しなければ、
支払額以上が戻るというが、
現実的に35歳のサラリーマンが払える保険料ではありません。
どんなに損をしない保険だから良いですよと言われても、
毎月115,300円の保険料は払い切れません。
それではどうすればいいのでしょうか?
更新タイプは更新しないタイプ?
大手生命保険会社が
堂々とペテンにかけるでしょうか?
〇〇生命の『△△人生』
死亡保障額:5,000万円、入院:1万円/日。
Gさんが35才で加入、保険料は29,034円。
10年後契約更新で、保険料は53,695円に。
さらに10年後契約更新で、保険料は85,135円に。
60才までの支払いをすべて終えると・・
支払い保険料の総額は1,491万円。
定年退職後の終身保険の保障額は・・なんと、
わずか100万円程度。
定年後も今までと同じように保障が続くと
勘ちがいしていたGさんの思いは、
まったく裏切られる。
定年までの人生を健康に過ごせば・・
1,400万円近い大金をドブに捨てたも同然。
生活設計書のマネープランを考慮していないから
更新タイプの保障を60歳まで更新すると勘違いするのです。
ライフサイクルから考えましょう。
おぎゃと生まれた子供が10年経てば
小学3年生になります。
更に20年経過すれば
大学2年生。
人によっては立派な社会人です。
もう親としての扶養義務は僅かです。
つまり
50歳になったら5,000万円の保障はいらない。
極端な話、親に万一があっても自分で食べていける年である。
50歳になったら死亡保障は僅かで良い。
それよりも自分達(夫婦)の退職後の
生活資金を心配すべき年齢です。
ここまで来ると親の扶養義務は無いに等しいのです。
だから、
更新タイプは更新しないタイプなんです
じゃあどうすればいいのか?保険期間と更新
あなたがすすめられて定期特約付終身保険に
加入した時はお子様が生まれた時でした。
このパターンが私の経験で一番多かったです。
定期特約付終身保険に加入する時に
- 10年
- 15年
- 全期
のなかから選択します。
保険料が安くて
当面の保障が多くある
10年の定期特約を選びます。
定期特約の期間が10年では短い。
10年後はお子様は10歳です。
子どもが小学3年生(10歳)では、
夫に万一があっても
妻はフルタイムで働けない。
だから最初に加入する時は、
末子が中学3年生になる
15年更新で加入すればいい。
次の更新は10年と決められていますが(25年払込)
最少期間の5年に変更して更新しましょう。
当然、
保障額はライフサイクルに合わせて
大きく減額更新しましょう。
加入した時保険料が高い場合 10年更新
もし保険料が高かったら10年更新で加入して、
5年、5年、5年と更新することも可能です。
生命保険の保障期間と保障金額は
ライフサイクルとマネープランで決めましょう。
誰でも強制的に加入させられている保険があります。
厚生年金・国民年金の遺族年金も考慮してください。
まとめ
著者は
保険料払込みが終了した時点(60~65才)で、
多くの保障が終わってしまう。
あとは、100万円程度の終身保険しか残らない。
それでいいのです。
保険料が払えないのだから
保障が終わらざるを得ないのです。
- 相続税の心配
- 相続(争族)対策
を考えなければいけない人は
別個に考えればよいのです。
筆者はまた
「更新型」なので、同じ保障内容なら10年ごとに
保険料が1.5~2倍程度も増額になる。
毎月115,300円を払える人は
保険は掛け捨てタイプにして、
貯蓄は短期で運用されると思います。
私は組合せをおすすめします。
- 掛け捨ての生命保険
- NISAかIdecoの節税効果
が、最近のプランです。
25年間も塩づけにするのは
マネーの運用として適当ではないと思います。
低金利の時だからこそ、運用はマメにしましょう。
自分で検討しても分らない時はプロに相談するといいですよ。